何月はどのがん種の啓発月間？
啓発月間カレンダー

掲載日：2022年3月11日 14時07分

　乳がんの啓発リボンは「ピンクリボン」。啓発強化月間である10月は、セミナーやウォーキング、ランニング、ライトアップなど各地でさまざまなイベントが開催されており、皆さんもニュースやSNSで見たことがある、あるいは参加されたことがあるのではないでしょうか。

https://www.ccalliance.org/about/awareness-month

　実はほかのがんにもそれぞれ啓発カラーがあり、啓発強化月間もあります。 今回、啓発カラーと啓発月間を一覧にしてみましたので、患者会や行政、企業の方など、支援活動の参考にしてみてください。多くの方が同時期に情報を発信することで、たくさんの人の目に触れ、それぞれのメッセージも伝わりやすくなると思います。 （尚、海外と日本で啓発月間の設定が異なる場合もあります。基本的には国際的な月間を採用しています）

　この3月は、日本のがん罹患者数第１位の大腸がんの啓発月間です。女性の年間新規がん罹患者数の1位は乳がんですが、女性のがん死亡者数の1位は大腸がんです。啓発カラーはダークブルー。大腸がんは欧米でも多いがんで、2000年、当時のアメリカの大統領、クリントン氏が3月を大腸がんの啓発月間と制定しました。

【啓発月間カレンダー】

　カレンダーは、不備不足があるかもしれません。また、患者会で新しく啓発強化月間や週間、日などを作ろうと思っている！という企画やご意見も是非お聞かせください！こういった取り組みは、一般の方もがんを意識し、がんを知る良い機会になると思います。周囲の人ががんを正しく知ることで、がん患者さんが偏見を持たれず、生きやすい社会になると思います。是非この機会にさまざまな啓発月間を知り、ご利用いただければと思います。

　3月1日、大腸がんの啓発月間に合わせ、大阪の皆さんと大阪城をブルーリボンライトアップいたしました。手作業で皆さんの思いがこもったライトアップ。大阪市民の皆様に伝わりますように。
（がんサバイバー・クラブ　スタッフ　濱島明美）