垣添忠生 サバイバーストーリー

サバイバーストーリー

子どもをもつサバイバーで、つながる
西口洋平さん 一般社団法人キャンサーペアレンツ 代表理事

掲載日:2018年5月30日 15時48分

子どもをもつサバイバーで、つながる

 白い下痢、体重の減少、黄疸……何だろう? 西口洋平さんが検査を受けると、胆管がんが見つかった。ステージ4。2015年2月のことだ。西口さんは35歳。1歳年上の妻、そして6歳の娘がいた。  文字通り、頭が真っ白になった。瞬時に「死」を思い浮かべた。実際、調べても悪い情報ばかりが出てくる。  だが、抗がん剤治療を始めるとだんだん元気になってきた。副作用はあるものの、数日休めばクリアできる。やがて職場にも復帰し、周囲の支えもあって、だんだん日常生活を取り戻してきた。  それでも、大きな孤独に包まれた。同世代のがん体験者が周囲にいない。相談できる人がいない。一方で、18歳未満の子どもを持つがん患者は、毎年約6万人も増えている。  そこで西口さんは、ひらめいた。子どもを持つがん患者同士でつながれる場をネット上につくろう。ネットなら、距離や時間を越えられる。  それが、コミュニティサービス「キャンサーペアレンツ ~こどもをもつがん患者でつながろう~」だった。  西口さんは、熱い気持ちを垣添忠生に語り続けました。詳しくはこちらで。
【西口洋平(にしぐち・ようへい)】1979年、大阪府生まれ。神戸商科大学(現・兵庫県立大学)卒業後、人材サービス会社「エン・ジャパン」に入社。現在も同社勤務。2015年2月、胆管がんのステージ4とわかる。2016年4月、コミュニティサービス「キャンサーペアレンツ ~こどもをもつがん患者でつながろう~」を立ち上げる。同年9月、一般社団法人キャンサーペアレンツを設立、代表理事を務める。現在も週に1度、抗がん剤治療を受けている。

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