垣添忠生 サバイバーストーリー

サバイバーストーリー

検診で見つかった乳がんで始まった新たな人生 麻倉未稀さん 歌手

掲載日:2018年7月30日 16時59分

検診で見つかった乳がんで始まった新たな人生

 それは、「何もありませんでした」で終わるはずだった。2017年4月、歌手の麻倉未稀さんは、TBSテレビの番組「名医のTHE太鼓判!」の企画で、5年ぶりに人間ドックを受診した。結果は、左胸に約2センチの腫瘍が2カ所。乳がんのステージ2と判明した。一度だけ、夫の前で大泣きしたという。  だが、TBS系ドラマ「スクール☆ウォーズ」の主題歌ともなったヒット曲「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」のような元気が湧く曲を歌ってきた麻倉さんである。「私には歌がある」と気持ちを切り替えた。  5月半ば、テレビ番組がオンエアされる数日前に公表。6月下旬に手術を受けて、7月半ばには、都内のライブレストランで庄野真代さんとのジョイントライブで復帰した。手術後のほうが歌いやすくなったという。   それからも、音楽活動のかたわら、乳がん啓発のピンクリボンの活動に取り組んだり、がん検診による早期発見の重要性を訴えたりしている。麻倉さんは、がんになって「人間ってここまで究極になれるのか」と考えたという。人生が一段深まった感じだ。  垣添との対談では、明るく包み隠さず、思いを語ってくださいました。こちらで。
【麻倉未稀(あさくら・みき)】1960年、大阪府生まれ。81年、「ミスティ・トワイライト」でデビュー。TBS系ドラマ「スチュワーデス物語」の主題歌「What a feeling ~フラッシュダンス」、同「スクール☆ウォーズ」の主題歌「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」、「黄昏ダンシング」などがヒット。ジャズ、ゴスペル、ラテン、クラシックまで幅広く歌う。ミュージカルや旅番組、「ラグビーワールドカップ2019」に向けたイベントなどでも活躍している。

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