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治療の選択 一人ひとり異なる状況を考える

掲載日:2018年6月7日 7時35分

 がんサバイバーや家族は様々な悩みに直面しています。毎日の生活のこと、仕事のこと、家族のことなど病院の医師や看護師に相談しにくいことも少なくありません。日本対がん協会では2006年より「がん相談ホットライン」を始めました。たくさんの相談が寄せられ、相談員が一人ひとりの思いを受け止めています。新シリーズ「ホットライン便り」でお届けいたします。


治療の選択 一人ひとり異なる状況を考える

 前回、治療の選択の時には多くの人が悩み、時には 相談員に治療の選択を求められることもあるとお話ししました。
 しかし、年齢や生活スタイル、社会や家庭で担っている役割、考え方や価値観、死生観など一人ひとり違いがあります。相談者の人生を左右するような治療の選択を、私たち相談員が相談者にとって代わって決めることはできません。

 治療することは命はもちろんですが、生き方や生活そのものに関わってきます。だからこそ、「自分で選択する」ことがとても大切になります。
 相談員は、治療の選択に迷う相談を受けた時、まずよく話を聴きます。

 その中で相談者が自分の病状や担当医の提案する治療をどのように理解しているかを確かめながら、何が相談者の治療の選択を妨げているのか明らかにしていきます。治療の選択を難しくさせている要因は様々ですから、選択するためのプロセスも人によって違いがあります。
 先日、「手術か化学療法どちらにするか決めるようにと言われていますが、どちらにしたらよいのかわかりません」という相談がありました。話を聴いていくと自分の病状や「治療そのもの」については担当医から実によく説明されていました。
 治療にはがんや症状を抑えられるとういうメリットだけではなく、副作用や危険性などデメリットも考慮 しなければなりませんが、 その点も十分なされていて、相談者もそれをよく理解していました。
 
 しかし、実際に治療を選択する時には、「治療そのもの」のことがよくわかっていてもこの相談者のように選択できない方は多いのです。
 人によって大切にしたいものやどう生きていきたいかが異なりますから、その治療が「自分にとってどうか」と考えた時に、メリットやデメリットが変わってくることがあるためです。「自分にとって必要な情報」や担当医に再度確認しなければならないことも変わってきます。

 次回も引き続きこのことを話したいと思います。

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