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がんと共に生きるための『働く相談窓口』を知ろう 第5回サバイバーカフェ開催レポート

掲載日:2018年8月1日 18時33分

 がんサバイバー・クラブは、7月20日、第5回「サバイバーカフェ」を開きました。テーマは「がんと共に生きるための『働く相談窓口』を知ろう」。会場は、東京・銀座の日本対がん協会の会議室です。
 講師は、日本対がん協会などでがんの就労相談を行っている社会保険労務士の近藤明美さん、患者向けの就労支援の無料電話相談を行っている日本キャリア開発協会のキャリアコンサルタント、砂川未夏さんの2人。実際の体験や相談事例から生活するための相談を学びました。

 

働くための知恵を学ぼう

 仕事をしていてがんになったとき、どこにどんな相談をしたらよいかなど、がんと向き合いながら働くための知恵を学んでもらうのが狙いで、患者ら13人が参加しました。
 今回は、専門的な活動をされている演者と参加者の距離を縮めアットホームな場所にするため、演者を取り囲むように座り、みなさんの顔が見えるようにしました。
 その雰囲気もあって、実際に体験した方の事例や、現在、相談を必要としている参加者からも様々な意見が出されました。

社労士は制度、キャリアコンサルタントは心理的な支援


日本対がん協会の就労相談を担当する近藤さん

 この日はまず、司会者自身の経験を話すところから始まりました。がん治療のため勤めていた会社を14カ月休職した後に復職しました。しかし、再発のリスクは消えず、更に晩期性障害が出た途端に解雇されました。その体験から、どこにも相談もできずつらかった思いを語りました。「今は相談できる窓口ができてきたが、何を相談したらよいのかわからないこともある」と、課題をあげました。

 続いて、社会保険労務士とキャリアコンサルタントの違いを2人に聞きました。近藤さんが、「両方とも働く事への支援では同じだが、社会保険労務士は、問題の解決に法律や制度を手段として活用している」と説明しました。


キャリアコンサルタントとして活躍する砂川さん

 砂川さんは、「キャリアコンサルタントは、相談者がどこまでなら、どうしたらできるのかなど、心理的な支援をしている」と答えました。
 また、相談の時期としては、仕事を辞めてしまってからでは戻れなくなるため、2人とも、「仕事をやめる前にまず相談に行ってほしい」と強調しました。その上で、近藤さんは、「仕事を辞めないと元通りの生活が難しいときは辞めるのも選択肢の一つ。制度などを一緒に考えながら、うまく辞めることを考えましょうと話しました。
 さらに「キャリアコンサルタントにはどういう相談の仕方をするといいのか」と問われた砂川さんは、「相談前に、契約を更新したいなど、仕事に対する自分の意志を整理してから相談してほしい」とアドバイスしました。

「気持ちが楽になった」


話しやすい雰囲気をみんなで作ります

 今回は講演はなく、最初からフリートーク形式にしてみました。
 参加された方のアンケートからは、「とても落ち着いた空間で良かった」「あたたかい皆さんに、ほんわかした気持ちになった」「直接、専門の方と話や相談ができたのはすごくよかった」「話すだけで気持ちが楽になった」といったお声を頂きました。
 就業や仕事についての相談は、相談される方の背景や状況で様々かもしれません。不安になると、一気に降りかかってくる問題を抱えきれなくなるかもしれません。そんな時は思い切って相談してみてください。

相談できる窓口

 最後に、2人がそれぞれ携わっている電話無料相談として、近藤さんからは日本対がん協会の就労相談以外に、一般社団法人CSRプロジェクトの「就労ほっとコール」(https://workingsurvivors.org/secondopinion.html)が、砂川さんからは「両立支援キャリアコンサルティング 30分無料電話相談」(https://www.j-cda.jp/hatarakikata/)がそれぞれ紹介されました。砂川さんは都道府県の労働局でも、治療と仕事の両立支援の無料相談窓口が広がっているとして、居住地の労働局を調べることを勧めていました。

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