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5月14日 波乱の幕開け

掲載日:2018年5月15日 13時31分

垣添忠生の全国縦断がんサバイバー支援ウォーク 一言ブログ 5月14日

 第6回のウォークは、波乱の幕開けとなりました。
 私が先週、「尿閉」になってしまったのです。尿閉とは、膀胱内にたまった尿をうまく外に出せない状態です。もともと前立腺肥大の傾向があるので、それが原因かもしれません。
 異変に気付いたのは、先週の半ばでした。尿意があるのに尿が出ない。おかしいな、と思っていましたが、5月10日には、フランスから長年の友人(泌尿器科医の仲間)が日本人の夫人と来られていたので、夕食を楽しみながらお酒も嗜んでしまいました。それもあって、症状が顕在化しました。

 翌朝、国立がん研究センター泌尿器・後腹膜腫瘍科の藤元博行科長に電話をかけて説明すると、「尿閉」という言葉が出ました。それでピンときました。「紺屋の白袴」とはよく言ったもので、私は専門医でありながら、自分のことは後回しにしてしまうというか、自己診断はかくも難しいものなのです。

 藤元先生のもとを訪れ、カテーテルで導尿しているので、長時間歩くことはできません。
 そこで今日は、自宅からタクシーで埼玉県立がんセンター(埼玉県伊奈町)へ向かいました。センター手前のコンビニで、日本対がん協会埼玉県支部(公益財団法人「埼玉県健康づくり事業団」)の方たち、リレー・フォー・ライフ・ジャパン・さいたまの実行委員でサバイバーの方、日本対がん協会の職員と合流して、5人で800メートルほど歩きました。

 おかげさまで、とても充実した訪問となりました。
 交流会の会場となったセミナールームは、リレー・フォー・ライフのようにルミナリエ(それぞれの想いを書いた白い紙バッグ)が部屋の周囲に置かれています。埼玉県立がんセンターでは、坂本裕彦院長をはじめスタッフのみなさんが毎年、リレー・フォー・ライフに参加されているそうです。

 100人ぐらいは参加されたでしょうか。座りきれない方もいらっしゃいました。座席には2枚の資料が配られています。
 1枚がウォークとリレーの説明、もう1枚が埼玉県立がんセンターの相談支援センターの説明でした。看護師13人、医療ソーシャルワーカー6人の態勢で、ハローワークなどとも連携しながら、年間延べ2万5000件もの相談を受けています。件数もさることながら、リピーターが多いことも、丁寧な相談を裏付けています。

 交流会では、活発な意見が出ました。
「日本対がん協会の無料電話相談は、大変ありがたい。しかし、夜が本当につらい。夜の相談はできませんか」(乳がんのサバイバーという中年の女性)
 私は以前、米国・アトランタで、アメリカ対がん協会の無料電話相談の現場を見学したことがあります。夜にかかってくる電話は、数は少ないものの、深刻な内容が多いそうです。「電話をつないだまま警察に連絡して自宅へ行ってもらい、自殺を食い止めたこともある」と伺いました。日本の状況も大差ないはずです。
「日本対がん協会も24時間365日を目指しています。財政的なこともありますので、ご支援よろしくお願いします」
 と申し上げました。

 ほかにも、
「AYA世代(10代半ば~30代にかけて)のケアをもっと充実させてほしい」(30年ほど前にがんを経験された女性)
「病院内のケアは充実しているが、病院の外へ出ると何もない。院外で患者支援をするカフェを開きたい」(サバイバーとみられる女性)
 などの声がありました。
 AYA世代のサバイバーには、就職、結婚、生殖機能の温存など長期間のフォローが求められます。院外のケアは、重要な課題です。どちらも、声を上げたり自ら動いたりされることで光が当たり、道が開けていきます。

 終わりのほうで、私も種明かしをしました。
「私は泌尿器科医なのに尿閉になってしまいました。カテーテルが入っています。今日はズルして車で来て、800メートルだけ歩きました」
 ズルして、のところで、会場が笑いに包まれました。

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