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5月23日 内野手のボール回しのように

掲載日:2018年5月24日 18時53分

垣添忠生の全国縦断がんサバイバー支援ウォーク 一言ブログ 5月23日

 真岡鐵道は、蒸気機関車が走ります。真岡駅は、駅舎もSLをかたどっています。
 ただ今日は、残念ながらSLには乗らず、バスでJR東北本線の石橋駅まで行き、そこから15キロほど歩いて、栃木県立がんセンターに着きました。ここまでは1人です。

 横断幕とともに、菱沼正一理事長をはじめ、病院スタッフ、リレー・フォー・ライフとちぎ、日本対がん協会栃木県支部(公益財団法人「栃木県保健衛生事業団」)、患者会のみなさんなど100人ぐらいの方に歓迎していただきました。
 清水秀昭先生、小山靖夫先生といった歴代のトップもおられます。小山先生は今も、栃木県立がんセンター内で「こやまカフェ」を開いています。NHK、民放、新聞各社も取材に来てくれました。

 広い会議室で交流会が開かれました。ロの字型に囲んだテーブルで、質問に対して私が答えるというより、誰かの発言に別の誰かが触発されて発言する。野球の内野手のボール回しのように意見が飛び交いました。

 呼吸器内科の医師が問題提起をされました。
 ――喫煙は、格差の問題とも密接な関係があるのではないだろうか?
「たばこは、一番安い娯楽なのです。両親がたばこを吸っていると、子どもは、受動喫煙だけでなく自分も吸うようになってしまいます」
 リレー・フォー・ライフとちぎの実行委員長が続きます。
「子どもの教育に力を入れることが大切です」
 私も発言しました。
「アメリカでは、小さいときにきちんと教育を受けた子どもは、成長した後、健康面でも成功している、という調査があります」

 対がん協会栃木県支部で肺がんの検診を担当している女性からは、
「診断よりも予防が大切ではないか」
 という意見も出ました。
 どちらも大切ですが、予防の1丁目1番地は禁煙です。私は、読売新聞4月8日付の「地球を読む」の欄に書いた「受動喫煙対策に力を入れない国に未来はあるのか」などに触れて、ふだんから駅のホームで最前列に立たないことを明かしました。
 すると、さきほどの呼吸器内科の先生が「本当にそうです」とおっしゃるではありませんか。笑いに包まれると思ったのですが……。

 医療と宗教をめぐる話題も出ました。リレー・フォー・ライフの実行委員長からです。
「病院に宗教家が入ることについて、どう思いますか?」
 一口に宗教といっても、仏教やキリスト教から新興宗教、さらには怪しげな宗教(宗教と呼べるかどうかはともかく)まで、さまざまです。菱沼理事長が、
「うちはお断りしました」
 とおっしゃいました。

 これに対して、これまでに4度、別のがんを体験されたという77歳の女性は、こんなエピソードを語ってくれました。彼女は栃木県立がんセンターで20年もボランティア活動をされています。あるとき、終末期の患者さんに引退した牧師を紹介したところ、患者さんは穏やかに旅立てたそうです。
 宗教家が病院で活動するのは、布教活動ではありません。その意味では、熱意あふれる人よりも、よく傾聴する人のほうがふさわしいと思います。そんな考えを述べました。

 乳がんの患者会「あけぼの会」の方は、長年活動しているのに知名度が上がらない(患者さんに十分に知られていない)という悩みを投げかけられました。
 ある医師は、患者さんがネット検索でたどり着いた間違った情報を正しいと思い込んでしまう、という懸念を表明されました。
いずれも、切実なテーマです。すぐに妙案は浮かびませんが、多くの人と議論する中で、ヒントが見つかるかもしれません。三人寄れば文殊の知恵、ですから。

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