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がんサバイバー支援に確かな手ごたえを感じて ~日本対がん協会60周年記念講演会が開かれました~

掲載日:2018年11月15日 11時54分

 がんサバイバー・クラブの運営母体である日本対がん協会は、11月11日(日)東京の有楽町朝日ホールで、「60周年記念講演会 ~がんに負けない社会をめざして~」を開きました。1958年、日本対がん協会は「がん征圧」を国民運動として推進するため、日本癌学会、日本医師会、政財界、そして朝日新聞社の支援を受けて創立されました。
がんサバイバー・クラブが、対がん協会の患者支援に特化した事業として発足したのは1年半前。60年の歴史の中ではつい最近の出来事かもしれません。
しかし、当日の会場では、1年半の歩みの確かな手ごたえを感じました。

「このロゴ初めて見ました

 午後1時、開場とともに受付に参加者がどっと押し寄せました。会場前のロビーでは、ピンクリボン、リレー・フォー・ライフなど対がん協会の事業ごとに4つのブースを出していました。がんサバイバー・クラブのブースは受付の正面。受付を済ませた方が会場ホールに入る前に足を止めてくださいました。

「このロゴ、初めてみました」
そう言ってくださったのは40代後半の女性です。これまでにも対がん協会のイベントなどによく参加してくださっているそうです。
がんサバイバー・クラブのロゴは、がんサバイバーがまっすぐに同じ方向を見つめ、共に手を取り合い希望に向かっている様子を表現しています。一緒に乗り込んだ船は「サバイバーシップ」号。直面する課題を、家族や周囲の大切な方々、医療関係者、他のサバイバーはもちろん社会と共に乗り越えていく。そんな思いが込められています。
そんなことをお伝えすると、大きくうなずいてくださいました。この60年で患者支援の在り方も大きく変わってきました。女性の大きなうなずきから、思いが共有できたことが伝わってきました。

「あなたはひとりじゃない」を伝えたい

 ブースで募金していただいた方には、手作りのメッセージカードと一緒にがんサバイバー・クラブのロゴ入りバッジを差し上げました。
メッセージは2種類。「あなたはひとりじゃない」と「バッジをつけてがんサバイバーを支援しよう」です。裏面には、メッセージを自由に書ける欄があり、今がんと向き合う大切な人へのちょっとした贈りものにしてもらえたらいいなと思って作りました。


 講演会が終了した後、60代の男女が一緒にブースに立ち寄ってくださいました。男性がメッセージカードを手に取り、
「オレは一人じゃないから、いらねえな」
とおっしゃると、隣りにいた女性がさっと財布を取り出し募金して、
「はい、どうぞ。一人じゃないですよ」
 とにこやかな表情で男性にバッジを渡しました。
男性がにやりと照れくさそうな笑顔を浮かべ、ブースにほんのひととき温かな時間が流れました。
また、乳がんのサバイバーで寛解から10年以上経つという50代の女性は、
「どっちかというと、今はこっちの気持ちかな」
とつぶやくようにおっしゃいながら、「がんサバイバーを支援しよう」のメッセージカードを手に取って、募金してくださいました。
 ブースでのやりとりはほんの短い時間です。
 しかし来場者の方々と会話を交わしながら、思いを共有することができました。


 また当日ブースにお立ち寄りいただいた方には「がんと食事についてのお悩みを教えてください」というアンケートにもご協力いただきました。みなさん、気持ちよくご協力くださって、「がんと食事の悩み」というテーマへの関心の高さを実感しました。
アンケートの内容は、今後のがんサバイバー・クラブのコンテンツ制作に活かしていく予定です。この場を借りてお礼を申し上げます。
(文=日本対がん協会 大石しおり)

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