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3月31日~4月2日 桜に導かれるように

掲載日:2018年4月3日 13時50分

垣添忠生の全国縦断がんサバイバー支援ウォーク 一言ブログ 2018年3月31日~4月2日


 ●ヤフーのナビを活用しながら
 第4回となる「全国縦断 がんサバイバー支援ウォーク」が始まりました。
 今回は北陸方面を歩きます。

 3月31日は東海道新幹線で名古屋へ。名古屋から東海道本線で清須まで乗り、そこから岐阜羽島まで歩きました。翌4月1日は米原まで、そして2日は北陸を目指して滋賀県長浜市まで。いずれも少しずつ電車の力も借りながら、1日25キロ前後、歩いています。

 この3日間は、単独行。桜に導かれるようなぶらり旅です。今回は、スマホでヤフーのカーナビアプリを活用しながら進んでいます。

 ●懐かしのすかんぽ
 4月1日に通った大垣市には、国の名勝に指定された「奥の細道むすびの地」(松尾芭蕉の「おくのほそ道」はこの地で終わっている)があります。水門川が流れ、江戸時代に建てられた住吉燈台が残っています。水門川を小さな和船で進みながらお花見ができます。

私も、ナビのルートを少しはずれて、寄ってみました。
 川の両側に満開の桜並木が続きます。伸びた枝が川面に映えています。赤い欄干の橋から眺めながら、春を思い切り吸い込みました。



 4月2日もまた、ナビの指示に背いて(笑)、琵琶湖の湖畔を歩き、桜を楽しみました。桜といっても、ソメイヨシノだけでなく、枝垂桜も彼岸桜も誇らしげに立っています。

 桜だけではありません。もくれん、こぶし、チューリップ、たんぽぽ、すみれ、パンジー、れんげ、犬ふぐり、スギナ……。さまざまな花が沿道や耕作地などで咲き乱れています。

 懐かしかったのは、すかんぽ(スイバ)です。茎の長さが50センチから1メートルにもなる多年草です。戦後の食糧難だった子どものころ、茎を切って塩漬けにして食べました。ちょっと酸っぱい味がしたなあ。そんなことを思い出しました。
 モンシロチョウやモンキチョウが舞うのを楽しみ、ウグイスの鳴き声に心をなごませながら歩く。贅沢な日々です。

   ●お茶を飲みませんか
 この旅でも、出会いが多そうです。大垣では、69歳の女性に「何を持っていはるんですか?」と声をかけられました。おなじみのサバイバー支援の幟を広げて説明すると、「素晴らしいことをやってはるね。すぐ近くですからウチでお茶を飲みませんか」と誘っていただきました。先があるので、丁重にお断りしましたが。

 長浜では、琵琶湖畔を離れて内陸に向かう途中で、水車を見かけました。たまたまその水車を造ったおじいさんと出会いました。81歳で、喉頭がんと胃がんのサバイバーです。奥様も出てこられたので、幟を持ってもらい、写真を撮らせていただきました。ウォークの話をすると、「すごい旅行ですねえ」と驚いていました。



 田んぼの水路を、豊富な水が流れています。そろそろ田植えの季節なのでしょう。はなみずきも咲きそうです。
 自然や出会いを満喫しながら、この先の旅の意義に改めて思いを馳せました。


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