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4月3日 多様性を認める社会を!

掲載日:2018年4月3日 15時46分

垣添忠生の全国縦断がんサバイバー支援ウォーク 一言ブログ 4月3日


 滋賀県長浜市には歴史の舞台がたくさんあります。
昨日泊まった宿は、賤ヶ岳の戦い(豊臣秀吉と柴田勝家の合戦)の古戦場の近く。晩酌に地酒の「七本槍」を1合、冷やでいただきました。
 今日、琵琶湖の北端の近江塩津から日本海に面した福井県の敦賀まで歩いた塩津街道(国道8号)は、敦賀に揚がった海産物や塩、米などを畿内へ運ぶ重要な道です。平安時代には紫式部も父と通ったそうです。

 快晴で暑くなったので、途中、グリーンのゴワテックスのジャンパーを脱いでリュックにしまいました。これからは病院訪問の直前に、シンボルカラーの緑のジャンパーを羽織ることになりそうです。
道端のつくしが伸びていました。ふきのとうも花を咲かせています。季節はしっかり進んでいます。

 2月からずっと歩いていて感じるのは、沿道での葬祭施設の多さ。同時に、「環境を守るために葬祭場の建設に反対しましょう」といったビラや看板もたくさん見てきました。多死社会を迎え、葬儀場は誰にとっても必要なはず。想像力を欠き、他者に不寛容になっている社会の表れではないでしょうか。

 原発事故で避難した人へのいじめ、保育園建設への反対、沖縄への基地押し付け、LGBTの人への根強い差別……。多様性を認めるのが、成熟した民主主義社会のはずです。
 がんサバイバーへの偏見も、「がん=死」というイメージだけでなく、その奥に、この問題が立ちはだかっています。スピード感を持って、丁寧にときほぐすしかないでしょう。


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