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いただいた言葉が宝物
~がん相談ホットラインより~

掲載日:2018年4月12日 13時28分

 がんサバイバーや家族は様々な悩みに直面しています。毎日の生活のこと、仕事のこと、家族のことなど病院の医師や看護師に相談しにくいことも少なくありません。日本対がん協会では2006年より「がん相談ホットライン」を始めました。たくさんの相談が寄せられ、相談員が一人ひとりの思いを受け止めています。新シリーズ「ホットライン便り」でお届けいたします。


いただいた言葉が宝物 ~がん相談ホットラインより~

「ホットラインはいつまでやっているのですか」
という相談者からの質問に、相談受付時間を答えた相談員。
「そうではなく、ずっとずっと何年もやり続けてくれるのかという意味です」
という答え。

「必要とされる限りできるだけ続けられるように…」
最後まで話し終えないうちに

「ずっと続けてください。ホットラインがあったから頑張ってこられたのです。他にも救われる人が沢山いるはずですから、絶対にこれからも続けてください。お願いします」

叫びにも近い懇願でした。

 家族ががんになり、誰にも相談できずにいた時に「がん相談ホットライン」を知り、最初は電話をしてもどうにもならないだろうと、半ば諦めのような思いでさして期待もせずに電話をかけたと言います。


 しかし、よく話を聴いてもらえたことで気持ちが落ち着き、以後、数回に渡りホットラインを利用したそうです。誰にも言えない本音をいつも聴いてくれて、何をどうしたらよいか悩む時は何ができるかを一緒に考えてくれて、具体的なアドバイスをくれることもあった。誰も自分の辛さを分かってくれなかったけど自分も頑張っているということを認めてくれた。心の支えになっていた……。
 ホットラインを利用して感じた様々な思いを話してくれました。
 

 この相談者以外にも、これまで多くの方からお礼や利用してよかったという声を頂いています。中には、「ホットラインに救われたから、沢山の人に利用してほしい。ずっと存在していてほしい」そう言いホットラインに寄付をしてくれた方もいます。また、お礼の葉書を送ってくれた方もいます。

 電話相談の特性上、私たちは相談者のその後を知ることができません。
 相談者の声に耳を傾け、十分に気持ちを受け止めることができただろうか、自分の対応が本当にそれで良かったのか……相談終了後はいつもこのような思いになります。


 ですから、利用してよかったという声を頂くと私たち相談員も少しはお役に立てているのだと感じ、またそれがこれからも相談員として頑張っていこうという励みにもなっています。頂いた言葉を宝物に、これからも相談者の力になれるよう日々努力を重ねていきたいと思います。

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