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相談者の気持ちの整理を手助け

掲載日:2018年6月19日 14時09分

 がんサバイバーや家族は様々な悩みに直面しています。毎日の生活のこと、仕事のこと、家族のことなど病院の医師や看護師に相談しにくいことも少なくありません。日本対がん協会では2006年より「がん相談ホットライン」を始めました。たくさんの相談が寄せられ、相談員が一人ひとりの思いを受け止めています。新シリーズ「ホットライン便り」でお届けいたします。

相談者の気持ちの整理を手助け

 前回、治療のメリット・デメリットについて十分に理解していても治療の選択ができない方が多いこと、その治療が「自分にとってどうか」と考えた時、個人にとってメリット・デメリットは変わり、必要な情報や担当医に再度確認しなければならないことも変ってくるとお話しました。
 治療していくのも、治療後の自分と付き合っていくのも他ならない自分自身です。日常生活の中で治療を受けていくわけですから、その治療をすることで生活がどう変わるか、自分の望む生き方を考えた時に支障になることはないかなど、自分の生活や生き方、考え方に照らし合わせて様々な観点から治療を考えていくことが大切です。
 がんになり初めて生き方を考え、見直すことも多いため、それも含め治療を考え決めていくことはとても難しいことです。だからこそ、疑問や心配な点を担当医に十分確認することが必要になるのです。  ただ、それをためらう方が多いのが実情です。相談員はその気持ちに配慮しつつ、担当医とのコミュニケーションの取り方や、知りたいことを聞けるような質問の仕方を提案するなど、相談者が具体的に行動できるようサポートします。
 相談を受けていて感じるのは、治療の必要性を頭で理解していても、気持ちがそれについていかないことがあり、現実を受け容れられない、認めたくないという気持ちを抱えている方が多いということです。  前回紹介した治療を決められないという相談者も、言葉にはしないものの、受け容れ難い思いがあることが対話の中から切々と伝わってきました。
 治療の選択は、情報さえあれば決められるものではありません。気持ちを十分に受け止め、考えを整理していくための助けが必要だと実感しています。  ホットラインではその役割を果たせるよう、相談者の言葉にならない思いにも耳を傾けながら対応していくことを心がけています。次回も引き続き治療の選択のことをお話したいと思います。
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