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「頑張らないを当たり前に」/リレー・フォー・ライフ・ジャパン東京御茶ノ水に参加して

掲載日:2018年7月3日 18時22分

頑張る? 頑張らない?

 史上最速の梅雨明けで澄み渡る晴天となった6月30日~7月1日、リレー・フォー・ライフ・ジャパン東京御茶ノ水(以下RFLJ御茶ノ水)に参加してきました。  会場は、JR御茶ノ水駅すぐの東京医科歯科大学の「知と癒しの庭屋外ステージ」です。広すぎず、芝生コーナーもあり、参加されている方の顔が見えるとてもコンパクトな会場です。

セレブレイト・リメンバー・ファイトバックは、リレー・フォー・ライフの3つのテーマです。

 RFLJ御茶ノ水では「頑張らないを当たり前に」をスローガンにしています。  私も36歳でがん告知を受け、先が見えず不安と焦りの中で抗がん剤治療を続けているときに、いろんな方から「頑張って」と言われました。言った人は元気づける気持ちだと思うのですが、言われたほうは「これ以上何を頑張ればいいの?」なんて思うことも多かったです。  がんという人生最大の非常事態において、ちょっとした日常生活から、とてつもない痛みや副作用、家族・友達・医療者との関わりまで、いつの間にか「頑張る」を積み重ねていました。そのうち重さに耐えられなくなると、「どこまで頑張ればいいのか!!」なんて自分を追い詰める結果になりました。    リレー・フォー・ライフは治療の日々とは違う非日常な時間。同じような悩みや苦しみを体験した先輩や仲間もたくさん来ています。  リレー・フォー・ライフでは一緒に歩いたり、お話しする中で、多くのがんサバイバーの方と出会えます。不思議なもので、仲間たちと何気ない会話をするだけで心が楽になります。仲間がいると感じるだけで、一人じゃないって思えるんです。気持ちが追い詰められてしまう前に、誰かに思いを吐き出すこともひとつの方法かと感じます。

サバイバーを支えてくれる多くの方が参加しています

ウォークコースを一周歩くごとにビーズを通していきます。

 会場内やウォークコースのテントでは、チーム参加された方の紹介や、パンやグッズ販売をしています。売上は日本対がん協会にご寄付頂いています。  日本対がん協会は、みなさまからお預かりしたご寄付を、がん相談ホットラインの運営、プロジェクト未来(がん研究助成)、若手医師育成等に使わせていただいています。  がんで悩み苦しむ人を減らすために、寄付や様々な方法で医療者や研究者を応援することができるのです。

生かされ、つなげること

ここに来ることができなかった、愛する人の席が準備されています。

 私は、自分自身が一番つらかった時にリレー・フォー・ライフで出会った仲間に声をかけてもらい、希望を見つけ生き方を教えてもらいました。その想いを今、必要としている人につなげたい。それが、生かされた私ができる唯一の恩返しです。  講堂で開かれたセレモニーでは、舞台上に誰もいない食卓が用意されます。エンプティ―テーブルと呼ばれるものです。会場にあつまった人たちが、それぞれ、この椅子に座って欲しい人を思い浮かべます。私は、がんとの生き方をその命で見せてくれた大切な先輩達の姿をイメージしました。    世間では「がんとの闘い」「がんに勝つ」なんて言葉を聞きますが、私は、最後まで生き切った先輩患者の方々こそ、本当の人生の勝者だと思います。  がんで苦しみ悩まなくなる日が遠からず訪れることを信じて、できることをやり続けようと改めて誓う、RFLJ御茶ノ水でした。 (文:横山光恒)
リレー・フォー・ライフとは? がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指します。1年を通じて取り組むチャリティ活動です。ともに歩き、 語らうことで生きる勇気と希望を生み出したいというこの活動は、現在世界約30ヶ国、約6000ヵ所で開催され、年間寄付は470億円にのぼります。 詳しくはこちらをご覧ください。
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