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7月19日 この瞬間を大切に

掲載日:2018年7月20日 13時18分

垣添忠生の全国縦断がんサバイバー支援ウォーク 一言ブログ 7月19日





 今日は午前6時半に朝食を取り、JR函館本線の山越駅から2駅、山崎駅まで乗り、そこから歩きました。内浦湾(噴火湾)沿いの国道5号をひたすら進みます。
 長万部駅で、テルモの鈴木さんが待っていました。テルモの方はみなさん、緑のTシャツを着て、サバイバー支援の幟を持っています。
 鈴木さんは今年60歳。名古屋10年、札幌10年など各地で勤務されましたが、北海道が気に入って、定年後もご家族で札幌に定住されるつもりだそうです。宿まで2キロほどと一緒に歩いた距離は短かったのですが、テルモのみなさんの暖かい気持ちには、感謝の言葉もありません。
 道中、オオイタドリがあちこちで繁茂しています。月見草が咲き乱れています。アヤメ、カラマツ……北海道の東端近くの霧多布湿原を思わせる風景です。その向こうは海。どこからか、ウグイス、カッコウ、コヨシキリの鳴き声が聴こえてきます。地面ではアリがせわしなく走り回っています。
 今日は「すべて世はこともなし」という気分で歩いていたのですが、ふと見ると、コムラサキが死んでいました。蝶好きの私としては、ハッとさせられます。
 道路には、海抜4メートル、3メートルといった標識もあります。このあたりは地震が多いところです。もし大地震が起きて津波が発生したら、逃げるところはありません。
 あたりまえですが、いのちには限りがあります。しかも、生と死は、舞台が暗転するように表裏一体です。今日は演出家の浅利慶太さんが亡くなったというニュースが流れていましたが、私は、浅利さん率いる劇団四季の舞台が好きでした。ダンサーが、ミュージカル「ウエストサイド物語」のジョージ・チャキリスのような鮮烈な動きをしています。すごく訓練されているなあ、と思って観ていました。
 いまこの瞬間を大切に生きよう。そんな決意を新たにしました。



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